健康な状態の平均体温を「平熱」といいますが
平熱は人間の体内で行われる
様々な生命活動に最適な温度です。
一般的に人間の平熱は
「36.5℃前後(直腸温で37℃)」とされます。
感染により引き起こされる発熱では
41℃を超えることは希です。
体温計の目盛りが42℃までなのも
昔の人の経験による智恵でしょう。
体温が42℃を超えると、人は10数時間で死に至ります。
逆に29~30℃以下に低下すると
体温調節機能が失われ、死に至ります。
低温で死に至る直接の原因は
心臓が冷やされるために起こる心機能障害です。
実は本当の平熱は
実測で30分間も測らないと正確な体温は
出ないそうです。
以前テルモ体温研究所が
10歳から50歳前後の
健康な男女3000人以上に対し
実測で30分測ったときの体温の平均値は
36.89℃±0.34℃だったそうです。
疑問に思う方もいるかと思いますが
日本人の体温は、ほぼ7割が36.89℃±0.34℃の
範囲に入るとのことで
もっと低めだと思われているのは
計り方が良くないからじゃないかという事です。
かく言う私も平熱は35.8℃くらいだと思っており
これは病院で測っても大きな相違はありません。
しかしいつもと同じ測定の仕方で
いつもよりも体温が高ければ
やはり不調であることには違いありませんよね。
しかし基本的に菌やウィルスは熱を嫌いますので
体温が高い人の方が病気が治りやすく
免疫力が高いそうです。
冷え性の方はできるだけ身体を温めるといいですね。
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